(ご注意)ブランクスに使用しているスタイロフォームは非常に軽量な物質ですが、通常のサーフボード補修で使われるポリエステル樹脂には化学反応します。したがって、スタイロフォームに樹脂が触れる可能性のある場合は、必ずエポキシ樹脂をお使い下さい。エポキシ樹脂は、非常に強固で化学的にも安定した樹脂です。また、大きな損傷でブランクスを足す必要がある場合、ウレタンのフィラーを使っても問題はありませんが、浮力が変わりますのでご注意下さい。スタイロフォームは、ウィンドサーフィンの修理工場などで入手可能です。

なお、エポキシボードに限らず、樹脂製ボードは熱に弱いため炎天下でのボードの管理にもご注意下さい。
サーフテック『タフライト』&『ウッディー』エポキシボード・リペア方法

サーフテック製ボードの修理は、とても簡単です。基本的な手順は通常のポリエステルボードと同じです。使用する樹脂にはエポキシ樹脂を使用します。エポキシ樹脂は、揮発性のポリエステル樹脂と違い作業する時間が十分あり扱いも容易です。ご安心してお使い下さい。 [用意するもの]

タフライト/ウッディー共通

・エポキシ樹脂(パテ/補修材)ホームセンター、マリン用品店などで市販されています。
・グラスクロス ・サンドペーパー ・マスキングテープ
 タフライトのみ: ポリウレタン塗料(市販の自動車用ペイント、タッチペイント等をご利用 いただけます)
 ウッディー表面補修のみ: ポリエステル樹脂(通常のサーフボード補修用樹脂)

『タフライト』は、EPSスタイロフォームを非常に丈夫な3mm厚の高密度PVC(塩ビ)シェルで包んでいます。さらに、このPVCシェルは両面をグラスクロスとエポキシ樹脂でサンドイッチしており、表面はポリウレタン塗装が施されています。塗装がはがれる程度の場合は、タッチペイントで十分です。外側のクロス、PVCシェルが損傷している場合は、以下の手順で修理して下さい。

(手順1) 修理する箇所を軽くヤスリがけして樹脂がのりやすくして下さい。まんべんなく樹脂を付けられるよう、場合によっては損傷箇所の穴を拡げる必要があります。(周囲の塗装を傷つけないために予めマスキングテープを貼っておく。)
(手順2) 修理面のゴミ、埃をよく取ってください。水分はよく乾かして下さい。
(手順3) 損傷の大きさに合わせてクロスを切り取ります。(小さな穴であればエポキシ樹脂で穴をふさげば大丈夫です。)
(手順4) エポキシ樹脂を使用する分量だけ混合し準備します。詳しくは、各製品の使用方法にしたがって下さい。
(手順5) 修理面に薄く樹脂を塗り、その上にクロスを貼りつけ、さらにその上から樹脂を塗ります。損傷の程度によりこれを繰り返しクロスを2〜3枚貼ります。
(手順6) 最後にボードの表面に沿うように樹脂を塗ります。
(手順7) 樹脂が完全に固まったら(4〜24時間、製品、気温による)、表面をサンドペーパーで整えます。
(手順8) 最後に塗装して仕上げます。自動車用のタッチペイントなどを用いて補修面を塗装して下さい。ペンキ専門店で、色を調合してもらうことも可能です。左図の番号は、
構造解説のものです。[タフライト]の詳しい解説はTechnologyページをご覧下さい。

 
 
『ウッディー』は、タフライトのPVCシェルの代わりにウッドベニアを用いることにより、外観の美しさだけでなく構造的にもタフライトに近い強度を備えています。ベニアの内側はタフライトと同じくグラスクロスとエポキシ樹脂でスタイロフォームと結合しています。ウッドベニアの外側は、通常のボードと同じくポリエステル樹脂でコーティングされています。テール&ノーズブロックには補強のためウッド外面にもガラスクロスが貼られています。

 ○ ウッド表面の補修には、ポリエステル樹脂をご使用下さい。
 ○ 内側のブランクスにまで損傷が及んでいる場合は、タフライト
と同様エポシ樹脂で修理し、表面の仕上げにポリエステル樹脂をお使い下さい。